コラム

ペットのお葬式とは?葬儀の流れや服装マナーを紹介します。

 

【この記事を書いた人】

CLASSIX株式会社ペット事業部 

営業/終活アドバイザー

https://pets.classix.life/

 

ペットのお葬式の流れや服装マナーを知ろう

ペットを飼う方が増えるのに伴い、増えている「ペット葬儀」。今回は、ペットのお葬式の流れや服装マナーを解説します。愛するペットと悔いなくお別れするためにも、参考にしてみてください。

 

ペットのお葬式とは?

ペットのお葬式は、愛するペットが亡くなったときに執り行われる葬儀です。最近は、医療の進歩で高齢なペットが増えたことにより、高齢ペット関連のサービスが増加しています。

これまでは、亡骸を埋葬や焼却処分で扱っていました。しかし近年は、ペットを迎え入れる家庭が増えたことで、「ペットの葬儀を自分たちと同様の形で行ってあげたい」と考える方が増えました。ペットのお葬式が一般化したことで、ペット用の仏壇や骨壺も増えています。

 

最近はお葬式の形式も多様化しています。以下でペットのお葬式の種類についても詳しく説明します。

 

ペットのお葬式は主に4種類

ペットのお葬式は、主に合同葬儀・立会葬儀・個別一任葬儀・訪問火葬の4種類です。それぞれの特徴を紹介するので、ペットのお葬式を執り行いたいと考えている方は参考にしてみてください。

 

一番安価に行える「合同葬儀」

合同葬儀は、複数のペットと同時に火葬される形式です。比較的費用を抑えられるので、できるだけ費用を抑えて執り行いたい方におすすめです。しかし、合同葬儀の場合は他のペットの遺骨と混ざってしまうので、お骨拾いができません。

また、合同葬儀は火葬後に共同墓地に埋葬されるため、遺骨を返却してもらいたい方には向いていません。もし火葬した遺骨を返却してもらいたい場合は、他の葬儀を検討するのがよいでしょう。

 

全て立ち会いで行う「立会葬儀」

立会葬儀は、飼い主がすべての流れに立ち会って執り行われる形式です。人間の葬儀とほとんど変わらない形式で行われます。ペットを一匹ずつ個別で火葬してもらえるため、手厚く弔ってあげたいと考える方におすすめです。 

立会葬儀は、合同葬儀と違って飼い主によるお骨上げが行われます。そのため、自分の手でお骨拾いをしたい方や家族で最期のお別れをしたい方におすすめです。なお、拾い上げた遺骨はそのまま返却してもらえます。遺骨を納められるカプセルを提供してくれる業者もあるので、業者ごとのプランをしっかりとチェックしてください。

 

立ち合いなしで行う「個別一任葬儀」

個別一任葬儀は、火葬を業者に一任する形式です。流れは立会葬儀と同じですが、飼い主が火葬・お骨拾い・納骨に立ち会うことはありません。飼い主はペットを業者に引き渡し、火葬前の見送りをしたら終了です。ペットを大切に弔いたいが葬儀に立ち会う時間の余裕がない方に向いているでしょう。 

なお、火葬後の遺骨は後日飼い主が取りに行くか、業者に届けてもらうかで受け取ります。そのため、火葬に立ち会うのに抵抗がある方にもおすすめです。お骨を残せる形式なので、お骨を残したいが費用を抑えたい方にもよいでしょう。

 

自宅で火葬する「訪問火葬」

訪問火葬は、火葬車が自宅に出向いて火葬する形式です。自宅や指定した場所で火葬できるので、思い出の場所や自宅で火葬したい方におすすめです。身体的な理由で葬儀場に出向くのが困難な方でも安心して火葬を見守れます。お骨拾いも選択可能なので、お骨拾いを行いたい方にもおすすめです。

ここまでで、ペットのお葬式の種類とそれぞれの特徴を説明しました。ペットのお葬式をスムーズに執り行うためには、具体的な流れも把握しておく必要があります。

 

ペットのお葬式の具体的な流れ

葬儀の形式によって、流れは異なる場合があるので、詳しくは事前に葬儀会社へ確認しておくのがよいでしょう。

 

①ペットを看取る

火葬まで日にちがある場合は、ペットを安置する必要があります。ペットの遺体を清めたら、柔らかいものを敷いた箱に遺体を安置しましょう。保冷剤をタオルで包み、ペットのお腹あたりに置いておくと腐敗の進行を抑えられます。

 

②葬儀社と相談して葬儀内容を決める

ペットのお葬式を執り行いたい場合は、葬儀会社に連絡して葬儀内容を決めましょう。葬儀日程や場所などを相談し、最適なプランを選んで予約を取ります。このとき、返骨の有無や、どのような形式で行うかについてもしっかりと話し合っておきましょう。

 

③葬儀・火葬を行う

選択した葬儀形式で葬儀・火葬を行います。なお、火葬にかかる時間はペットの大きさごとに異なります。小動物の場合は30分前後、小型犬の場合は1時間程度です。中型犬の場合は1時間15分程度、大型犬の場合は1時間半から2時間程度かかるケースもあります。

 

④納骨・永代供養を行う

遺骨を回収できる葬儀形式を選択した場合は、火葬後の納骨方法も検討しましょう。なお、ペットの永代供養は合祀墓・単独墓・納骨堂・人間と一緒に入れる墓・樹木葬の5種類です。自宅供養や手元供養をした方は、人間の場合と同じように法要を行います。

 

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ペットのお葬式を行う場合には、いくつかのマナーを守る必要があります。ペットのお葬式を行う際のマナーや主な持ち物について紹介します。

ペットのお葬式を行う際のマナー・持ち物

 

ペットのお葬式を行う際のマナー・持ち物

 

ここからは、ペットのお葬式を行う際のマナーと主な持ち物を紹介します。また、副葬品として納められるもの・納められないものについても紹介します。愛犬にまつわるものでも副葬品としては納められないものがあるので、葬儀を検討している方は参考にしてください。

 

ペットのお葬式時の服装マナー

ペット霊園の場合は、平服を着用するのがおすすめです。喪服の習慣はありませんが、雰囲気を重んじるためにも黒を基調とした服装を着用しましょう。セレモニーカーの場合は、自宅や思い出の場所で行うので普段着でも問題ありません。ですが人間の葬儀でも利用する公共の火葬場を利用する際は、他の利用客と会う場合があるので喪服を着用するのが望ましいです。

 

ペットのお葬式時の主な持ち物

ハンカチ・ペットの写真・数珠・ペットの洋服・首輪などを持参しましょう。なお、セレモニーカーを使って自宅で火葬する場合は、外で待つ時間があるので折りたたみ式のイスがあると便利です。好きだったおやつや写真などを準備し、棺に添えてあげるのもよいでしょう。

 

「副葬品として納められるもの」

副葬品として納められるのは、写真・おやつ・花・などです。なお、繊維質のリード・容器に入ったおやつ・クッションなどは納められません。金属・プラスチック・ビニールでできたおもちゃも納められないので、納める際はおもちゃの素材をチェックしてください。

 

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ここまでで、ペットのお葬式に関するマナーや服装を説明しました。

気になるペットのお葬式にかかる費用は、ペットの大きさや選ぶ葬儀形式ごとに異なります。次からは、ペットのお葬式にかかる費用相場を紹介します。

 

ペットのお葬式にかかる費用相場

一般的なペットのお葬式の費用相場は、小動物の場合は3万円〜4万円、小型動物の場合は4万円〜6万円が目安です。また、中型〜大型動物の場合は6万円〜8万円が目安です。さらに納骨をする場合は、納骨費用として別途5~10万円ほどかかります。

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次からは、ペットのお葬式によくある質問をいくつか紹介します。疑問点が残ったままでは、落ち着いて葬儀を進められませんよね。ペットとの最期の時間を大切に過ごすためにも、ぜひ参考にしてみてください。

 

ペットのお葬式によくある質問

ここからは、ペットのお葬式に関してよくある質問を紹介します。あらかじめよくある質問を把握しておけば、葬儀の準備をスムーズに進められ、当日に焦るようなこともないでしょう。

 

香典やお布施は必要?

ペットのお葬式で、香典をあげる習慣はなく、基本的に香典は必要ありません。

ペットのお葬式に参列者として赴く場合、香典を持参すると飼い主が気を遣ってしまう可能性があります。お悔やみの気持ちを伝えたい場合は、香典ではなくお花を送るのがよいでしょう。

また、ペットのお葬式では基本的にお布施も用意する必要はありません。

 

数珠は持って行った方がよい?

所持している場合は持参するのがおすすめです。人間の葬式時に使うものと同じ数珠で問題ないので、弔慰の気持ちを示すためにも、ぜひ持参してください。

 

葬儀の写真は撮ってもよい?

ペットのお葬式時の写真は基本的に撮ってもよいとされています。写真を撮りたい場合は、事前にスタッフにひとこと声をかけ、許可を得てから撮影しましょう。なお、他の人が写ってしまった写真をどこかに掲載する際は、必ず掲載の許可を得るようにしましょう。

 

ペットの火葬時に役所への届け出は必要?

人間を火葬するときは届け出が必要ですが、ペットを火葬するときは特に届け出は必要ありません。しかし、愛犬が亡くなった場合は、狂犬病予防の観点から30日以内に市町村役場に届け出る必要があります。

 

まとめ

今回は、ペットのお葬式の種類や具体的な流れについて紹介しました。ペットの葬儀形式は大きく4種類あるので、特徴を比較して最適なものを選ぶのがよいでしょう。また葬儀形式だけでなく、供養の方法や法要のこともあらかじめ検討しておくと安心です。

 

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