コラム

これってペットロス??ペットが亡くなって辛い時はどうすればいい?

 

【この記事を書いた人】

CLASSIX株式会社ペット事業部 営業/終活アドバイザー

https://pets.classix.life/

 

ペットロスとは?具体的な症状、克服にかかる期間、立ち直るにはどうすればいいのか紹介します

ペットが亡くなった悲しみからは、なかなか立ち直れないものです。

なぜペットロスになってしまうのでしょうか。

この記事では、ペットロスの症状やなりやすい人の特徴、克服方法などを詳しくまとめました。

 

ペットロスとは?

「Pet Loss」を直訳すればペットを失うことです。

「ペットロス」は以下のような症状を指します。

大きな悲しみにおそわれ、泣いたり、不眠、食欲不振、食べ過ぎ、胃の痛み、息苦しさ、疲労感、身体の痛みなど、さまざまな症状が現れます。

核家族化によって、ペットが家族の一員あるいはそれ以上の比重を持つような場合もあり、最近「ペットロス症候群」がメンタルヘルス上の重大な問題になってきています。

単身者はもちろん、家族に囲まれて生活していても、ペットとの情緒的交流はしばしばかけがえのないものとなります。

 

ペットロスは正常な反応

ペットロスになってしまった自分は弱い、恥ずかしいなどと責めてしまう方もいるでしょう。

しかし、私たち人間は家族や友人など、大切な人が亡くなったら、悲しみ落ち込むものです。

亡くなったペットも、飼い主さんにしてみれば家族の一員であるため、悲しむことは当然です。

中にはペットロスに対して理解できない方もいますが、ペットロスは正常な反応であり、誰にでも起こり得ることです。

 

ペットロスになりやすい人

ペットロスは、誰にでも起こり得る症状ですが、特になりやすい人の特徴もあります。

ここでは、ペットロスになりやすい性格や特徴を紹介します。

 

①真面目で責任感が強い

・ペットの死を自分のせいだと責めやすい

・悲しみを一人で抱え込みやすい

 

真面目で責任感が強い方は、ペットの死を自分のせいだと責めてしまいがちです。

また、自分の弱い面を見せられず、悲しみを一人で抱え込みやすい特徴もあります。

例え老衰や病気など、仕方のない亡くなり方であっても同様です。

自分を責める、後悔する、悲しみを一人で抱え込むことは、ペットロスを長引かせ、重症化させる要因の一つです。

 

②感受性が豊か、感情の起伏が激しい

・人一倍悲しみを感じてしまう

・大きなショックを受けやすい

 

感受性が豊かで、感情の起伏が激しい人も、ペットロスになりやすい性格です。

感受性が豊かな人は、ペットに対しても強い共感を抱きます。

そのため、ペットが亡くなった際に感じる悲しみやショックも人一倍大きなものになります。

 

③一人暮らしでペットが一番身近な家族だった

・唯一の家族がいなくなってしまう喪失感

 

一人暮らしで唯一の家族がペットだけだった場合、亡くなった際の喪失感ははかり知れません。

友人をあまり持たず、ペットが亡くなった悲しみを語る相手がいない方も、ペットロスが長引く一因です。

 

④ペット中心の生活を送っていた

・生活の中心がなくなる虚無感

 

家事、仕事、趣味など、ほかの何よりペットのことを優先して生活していた場合、そのペットが亡くなってしまったショックや悲しみは人一倍大きいでしょう。

ペットと遊ぶ時間を何よりの楽しみにしていた場合も、ペットロスになりやすい一因です。

 


では、実際ペットロスになると、どのような症状が出るのでしょう。
ここからは、ペットロスの症状について紹介します。

 

ペットロスの症状

ペットロスは、「否認」「怒り」「罪悪感」「抑うつ」といった4つの感情に陥りやすい傾向があります。

この4つの感情は、克服に時間がかかりやすく、身体的に症状がでやすい特徴があります。

ここでは、否認、怒り、罪悪感、抑うつの4つの感情とペットロスとの関係について紹介します。

 

①否認

否認は、主に「現実逃避」をしている状態です。

ペットの死を認められないことは、ペットロスを引き起こし長引かせる原因に繋がります。

 

②怒り

ペットの死を認めると、次第に「怒り」の感情が現れます。

「ペットが亡くなったのは、〇〇のせいだ」といったもので、怒りの対象は自分、家族、獣医師、ペット自身、病気などさまざまです。

 

③罪悪感

怒りの対象が自分だった場合、怒りは罪悪感に変わります。

「あの時ああすれば良かった」「ああすれば助かっていたかも」など、強い後悔の念にかられます。

 

④抑うつ

ペットロスの症状は、抑うつ状態が主です。

抑うつ状態は元気が出ない、といった軽いものから、仕事、学校に行けないなど日常生活に支障をきたす重いものまでさまざまです。

また、抑うつの期間も数週間から数カ月など、個人によって大きく異なります。

 

ペットロス心の症状チェック

ペットを亡くした方で、以下のような心の症状が当てはまる方は、ペットロスの可能性があります。

 

・ 不安に襲われる

・いないはずのペットの姿が見える

・物事に集中できない

・パニックに陥る

・物事に対して悲観的になる

・強い孤独感おぼえる

 

ペットロスでは、亡くなったペットの姿が見える、何に対しても悲観的になるなど、心の症状が出ることも少なくありません。

ペットが亡くなってから、このような症状が強く出る場合、ペットロスを疑いましょう。

 

ペットロス体の症状チェック

ペットを亡くした方で、以下のような体の症状が当てはまる方は、ペットロスの可能性があります。

 

・涙もろくなり、場所や時に関係なく涙が出てしまう

・食欲がなくなる、または過食になる

・体重が急激に減少、または増加する

・寝つきが悪くなる、または眠れない

・下痢や便秘といった症状が続く

・全身がだるくなる

・何事に対しても、以前に比べてやる気がでない

・めまいが起こる

 

ペットロスでは、心の症状のほかに体にも症状が現れます。

最も多い症状が、突然涙が出て止まらなくなることです。

また、食欲不振や不眠、やる気が出ないといった症状も多く聞かれます。

ペットが亡くなってから、このような症状が見られた場合、ペットロスを疑いましょう。

 

ペットロスが重症化した場合は早めに病院を受診する手段もある

ペットロスは、自然に治ることもありますが、なかには重症化することもあります。

ペットロスが重要化すると、うつ病に発展し、治療がより困難になってしまいます。

重症化(うつ病)した際に多く見られる症状は、主に以下の通りです。

 

・気分が落ち込んでいる

・何をしても楽しいと思えない

・生きていることが虚しくなる

・悪い方へばかり考えてしまうようになる

・死にたいと思うようになる

・なかなか眠れなかったり全く眠れなくなる

・疲れや倦怠感が全く取れない

・食欲がわかず体重がどんどん減っている

 

このような症状がある場合は、うつ病の治療ができる医療機関を受診すると、症状の緩和が期待できます。

 

では、ペットロスを克服するには、どのくらいの期間を要するのでしょう。

ここからは、ペットロスの克服にかかる期間について紹介します。

 

ペットロスの克服にかかる期間は人それぞれ

 

ペットロスの克服にかかる期間は人それぞれ

 

ペットロスは、どのくらいで克服できるのか気になりますよね。

同じペットロスでも、それぞれ性格や体質によって克服にかかる期間は異なります。

ある調査では、ペットロスの克服に要する期間は、1年以内に症状が収まった割合が全体の約8割で、半数は1カ月未満に治まったと解答しています。

その一方で、2割の方が1年以上、ペットロスを克服できずにいることも明らかです。

症状がなかなか改善されないことは、焦りを感じてしまいがちですが、焦りは余計にペットロスを悪化させる要因です。

自分の性格や生活環境とうまく向き合い、自分のペースで克服していくことが大切です。

 

ペットロスの克服にかかる期間がわかったところで、克服方法では具体的にどのようなことをすればいいのでしょう。

ここからは、ペットロスの立ち直り方を紹介します。

 

ペットロスから立ち直るにはどうすればいいのか?

ペットロスを克服するには、その人に合った向き合い方が大切です。

ここでは、ペットロスを克服するのに効果が期待できる方法を紹介します。

 

①思い切り泣く

「悲しんではいけない」「泣いてはいけない」と我慢することは、ペットロスを長引かせる一因です。

大切なペットが亡くなることは、悲しくて当然です。

悲しいときは、思い切り悲しみ、泣き、自分の気持ちを開放してあげましょう。

 

②誰かに気持ちを打ち明ける

悲しみを誰にも打ち明けられず、一人で抱え込んでしまうことも、克服するのに時間を要してしまいます。

同じペットロスを経験した人や、ペットに理解のある家族や友人に、今の気持ちを打ち明けてみましょう。

誰かに話すことは、心が安らぎ、正常な判断がつきやすくなります。

 

③ペット用品を整理する

少し落ち着いたら、ペットの飼育用品を少しずつ整理していきましょう。

食器やおもちゃなどをいつまでも置いておくと、ペットがいないことを受け入れにくくなってしまいます。

捨てることをためらう場合は、保護施設などに寄付することで、罪悪感を減らすことができます。

 

④気分を紛らわせることを見つける

少しずつ意欲がでてきたら、少しでも気分を紛らわせる方法を見つけてみましょう。

散歩や読書、料理、習い事など、何でも構いません。

少しでもペット以外のことを考える時間を作ることも、ペットロスを乗り越えるために有効です。

 

⑤新しい子のお迎えも検討する

ペットロスから立ち直るために、新しいペットをお迎えするという手段もあります。

新しい子をお迎えすることで、大切に育てなければという責任感や意欲から、ペットロス改善の効果が期待できます。

しかし、まだ気持ちの整理がついていない状態で無理にお迎えしてしまうと、前のペットと何かと比べてしまい、かえってペットロスを悪化させてしまう一因になりかねません。

新しいペットを検討している場合は、本当にお迎えしたいのかをしっかり考え、ペットショップやペットカフェなどに足を運び、実際にペットを見たり、触れたりして確かめるとよいでしょう。

また、自分だけで決めるのではなく、家族や周りの意見を聞くことも大切です。

 

最近は亡くなったペットの遺骨をお寺に納骨し、法要をオンラインで行えるサービスも登場しています。

 

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ペットロスを予防、軽減するためには、しっかりとした供養をすることも有効です。

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まとめ

・ペットロスはペットを亡くしたダメージによる精神的・身体的不調を指す

・心と、体の症状があり、重症化するとうつ病などに発展する可能性がある

・克服方法は悲しい気持ちを誰かに打ち明けたり、ペット用品を整理したりする

 

ペットロスは、根本から治す薬はないため、克服には時間がかかります。

少しずつ、ペットのいない生活を受け入れ、慣れていく必要があります。

また、ペットロスの克服は、本人だけでなく周りのサポートや環境も重要です。

一人で悩むのではなく、周りを頼ることも、克服への近道といえるのではないでしょうか。

 

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