【この記事を書いた人】
CLASSIX株式会社ペット事業部
営業/終活アドバイザー
ペットの供養方法、供養のスケジュール、寺院での供養について解説します。
一緒に暮らしていたペットが永い眠りについてしまったら、悲しい気持ちの中でもしなければならないことが多く出てきます。
火葬をしたペットの遺骨をどうすれば良いか、気になる点ではないでしょうか。
また、人が他界したときは、一周忌や三回忌などに法要を行いますが、ペットにも同じようにしてあげたいと思う方もいるのではないでしょうか。
看取りの後、火葬によって遺骨となり手元に帰ってきた愛するペットの供養方法を、紹介します。
火葬した後の遺骨の供養方法
火葬した後の遺骨の供養方法にはどのようなものがあるのでしょうか?
ペットが眠りについたら、火葬するのが現代では一般的です。
遺骨になった大切なペットを、心残りにならないよう供養したい、ペットの魂が安らかでいられる供養方法を知りたい、そう考えている方に、供養方法を大きく分けたものとして、3つ紹介します。
忌日まで自宅に
忌日とは、四十九日や百箇日という、仏教の考えに基づいて法要を行う区切りの日を指します。
火葬後、小さなお骨になって帰ってきた愛するペットを、遺骨であってもすぐに納骨するのは寂しい、抵抗がある、そういう方もいるでしょう。
生きた体が物質として形を残している最後の痕跡である遺骨は、すぐに手放したくはない、納骨してしまったら本当に存在が喪われる気がする。そう感じて納骨に抵抗がある方は少なくありません。
花やおやつを供えて存分に語り掛け、心の整理をし、土や納骨場所に安置する決心がつくまで、自宅に遺骨を安置するのも良いでしょう。
また、忌日まで遺骨を手元に置いて供養するのは、気持ちの切り替え以外にも以下のような理由があげられます。
例えば、離れている家族や、生前にペットを可愛がってくれた親しい友人などで、火葬には立ち会えなかった方がいらっしゃる場合です。
忌日まで手元に置くことにより、火葬前にお別れができなかった方も、遺影と遺骨に言葉を掛けて手を合わせ、心残りがないように供養ができる日にちの余裕が生まれます。
お寺で供養
本格的なお経を読んでもらいたい、僧侶に供養してもらいたい、そう考える方にはお寺によるペット供養がおすすめです。
最近では、ペットの供養をしてくれるお寺が増えてきています。
お寺で供養をする目的は、『成仏』という考え、つまり『仏に成る』です。
人と同じように仏様のいる世界に優しく迎え入れられ、いずれそこにたどり着く家族を待つ、それを想像すると、ペットを亡くしたことを悲しく思う方も、安心されるのではないでしょうか。
お寺によるペット供養は、魂が安らかでいられる世界に旅立ち、人の魂と同じように、丁寧な供養を受けることができます。
別れを余儀なくされた魂が、安心して旅立てるお寺での供養は、日本独特の温かさに満ちた供養方法で、ペットを亡くし、火葬後の供養をどうするべきか迷っている方におすすめです。
神社で供養
葬儀、納骨は仏教で、お寺というイメージですが、ペットの供養をしてくれる神社もあります。
神さまのいる場所で供養してもらいたい、そう考えるならペット供養をしてくれる神社を探してみるのも良いでしょう。
『戒名』である旅立ちの名前が神道では『諡(おくりな)』と呼ばれるものであったり、忌日も仏教とは違ったり、人の葬り方や供養の仕方も、お寺と神社では少し違います。
ペット写真のお炊き上げなどをしてくれるところもあり、神社の供養は場を浄めるという考えに基づいています。
大切なペットが、八百万の神さまに迎え入れられて、自然の中に帰っていくようなイメージもあり、神社での供養を望む方もいます。
ペット供養のスケジュール
ペットが安らかに眠れるように、ペット供養のスケジュールを、詳しく解説します。
四十九日という言葉があり、それが葬儀後の一区切りであることは、ご存知でしょう。
亡くなった方の魂が別世界に旅立つまでには、段階があります。
初七日
他界した魂の法要を行う中で、葬儀後最初に迎えるのが初七日です。
亡くなった日を含めて七日目の法要で、亡くなったペットとの別れ、その不在を悼みながらも、安らかであるようにと祈り供養をする日です。
お寺に依頼をして、僧侶に読経をしてもらいます。
お供えには、生前好きだったおやつや、好物などをおすすめします。
手向けたお花は、あちらの世界に旅立つ道を彩ると言われています。
供えたいお花は、ペットが旅だっていく道を彩っていてほしいと思えるものを選ぶと良いでしょう。
ペットのイメージに合ったものや、季節の花を選ぶようになっています。
四九日
最もよく知られている忌日は、四九日です。
この日までは亡くなった魂が、現世にとどまっていて、この忌日を境に三途の川を渡ると考えられています。
そのため、四九日を迎えたことを区切りに、大きな法要でペットの魂を彼岸に送り出し、自宅に残していた遺骨も安らかであるようにと、納骨する方が多くなっています。
お供えは、ペットだけが食べられるものにこだわる必要はなく、基本的にどんなものでもお供えして構いません。
三途の川への道と、三途の川を渡り切ったあちらの世界の道の、両側を彩る花を供えてあげて、四九日法要で魂を送り出してあげてください。
一周忌
一周忌はペットが亡くなってから一年の命日です。
最初の命日にあたります。
法要では、お寺に依頼して読経などをしてもらいます。
一周忌など命日にあたる日には、ペットが自宅に帰ってくると考えられているので、好物を供えてあげましょう。
また、遺影がそのままあるなら、ペットが帰ってくるときに目印となる鮮やかな花を供えると良いでしょう。
火葬のときに、お棺に入れて一緒に焼いたお花でも良いかもしれません。
三回忌
三回忌は三年後ではなく、ペットが亡くなって二年後の命日が三回忌です。
以降、七回忌など続きますが、法要はご家族や親しくしていたペットのお仲間だけで三回忌まで行うのが多くなっています。
魂の考え方にもよりますが、あちらに旅立ったペットの魂は、一周忌を過ぎたあたりからは、現世への未練を断ち切り、生まれ変わる準備を始めるともいわれます。
お盆、初盆
魂が帰ってくる日があると考えられているのがお盆です。
また初盆とは、ペットが亡くなって最初に迎えるお盆です。
お盆に帰ってくるペットが迷わないように、お迎え火を炊いて目印の明かりにします。
精霊馬を用意する習慣も多くなっています。
早く家に戻れる馬をキュウリで、ゆっくりとあちらに戻るようにナスで牛を作ります。
送り盆の日には送り火を炊いて、また来年会えるまで、と送り出します。
最近ではペット用に、毎年使える布や陶器の精霊馬が人気です。
お彼岸
春分の日、秋分の日を挟んだ前後三日間を、お彼岸と呼びます。
ペット祭壇を用意しているなら、好物や、ご家族が好きなお花を供えましょう。
特に厳しいしきたりがある日ではありません。
亡くなった魂と語り合い、一緒に過ごせたことを感謝する日と考えれば良いでしょう。
月命日
月命日は、何月という概念ではなく、何日という同日で命日を数える考え方です。
例えば3月1日にペットが亡くなった場合、一周忌などの命日は翌年以降の3月1日に法要を行いますが、亡くなった翌月以降の1日はすべて月命日となります。
一ヶ月という区切りで、命日を大切にするのが月命日です。
今月もこの日が来たね、と遺骨や祭壇、遺影に好物を供えて、手を合わせ、話したいことを話す日と考えると良いでしょう。
年末年始
年末年始は、忌日や命日とは関係がありませんが、新しい年を迎えるために掃除をする習慣があります。
亡くなったペットがいつも過ごしていたお気に入りの場所や、遺影や遺骨を安置している場所は、埃を取り払い、磨けるものは磨いて、綺麗に整った状態で新年を迎えてもらいましょう。
古い年のものを持ち越さないよう、新しい花に取り換え、供える水も新しくするのもおすすめです。
誕生日
大切なペットの誕生日は、亡くなったあとには年を重ねないため関係がないと思ってしまいがちです。
けれども、生まれた日があるからこそ最愛のペットと出会えたという記念日として、亡くなったあとも「生きていたら〇歳のお誕生日おめでとう」と祝うのが良いのではないでしょうか。
ご家族も一緒に食べられるケーキに名前を入れてあげるのも良いかもしれません。
「ぱぴぷペットのお葬式」は、本格寺院できちんと供養ができます
当社では「ペットも大切な家族」という考えのもと、ペットも人間と同様、安らかに眠れるよう、安心価格で丁寧にご供養いたします。
お寺に納骨して手厚くご供養
東京・大阪・京都のお寺を中心に、お寺に納骨、オンラインで月例法要と手厚くご供養いただけます。
お供え物を寄贈
お供え物のお下がりを、保護犬・保護猫の施設に寄贈し、お供え物の破棄を軽減いたします。少しでも食品ロスを防ぎSDGS活動に活かします。
スマホでご供養
・オンライン月例法要
・アプリのお墓
・マインドケアアプリ
お子様の情操教育の一環としてもご利用いただけます。
「ぱぴぷペットのお葬式」なら、事情により法要が難しい方、高齢・体が不自由などで法要ができない方、どなたでも安心してペットのお葬式を行えます。
まとめ
ペットが亡くなるということは、大切な家族が欠けてしまうということです。
遺骨を置いておきたい、自宅でできる供養を知りたい、納骨するならどこが良いか知りたい、いろいろあるのではないでしょうか。
仏教に基づいた火葬や納骨が主流ですが、心残りがなくなるまで、遺骨を自宅に置いておくのも決して悪いことではありません。気持ちの整理がついてから、納得できる方法で送り出してあげましょう。
忌日や誕生日には、語り掛けてあげてください。
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