【この記事を書いた人】
CLASSIX株式会社ペット事業部 営業/終活アドバイザー
インコが亡くなったらすること
今、犬や猫以外に次いで人気のあるペットの一種が、「インコ」です。
想像以上に懐き、表情豊かで、私たちを笑顔にしてくれます。
そんなインコが亡くなったら、遺体はどうしたら良いのか迷いますよね。
火葬はできるのか、費用はどのくらいか、埋葬はどうするのかなど、知りたいことはたくさんあります。
そこでこの記事では、インコが亡くなったらお葬式はできるのか、詳しくまとめました。
①死亡確認をする
インコが亡くなったら、「死亡確認」を行います。
動物病院で亡くなった場合は、獣医師が死亡診断をしますが、自宅で亡くなった場合は、飼い主さんが行います。
死亡確認は呼吸、心拍、肺の停止、対光反射の消失(目に光を当てても反応がない)で判断しますが、小柄なインコの脈や心拍を確認するのは容易ではありません。
そこで、死亡確認として適した方法が、「死後硬直(しごこうちょく)」です。
死亡判断は「死後硬直」で判断すると良い
「死後硬直」とは、全身が固まり硬くなることです。
死後硬直は死亡するとすぐにはじまり、最終的には持ち上げても首や足がだらりと垂れることはありません。
例え仮死状態であっても、生きていれば死後硬直は起こりません。
さらに、死後硬直をすると生き返ることはないため、死後硬直が見られたら、死亡していると判断できます。
死亡したことを判断したら、次は遺体を安置します。
ここからは、遺体の安置方法について紹介します。
②遺体を安置する
遺体の腐敗を遅らせるためにも、死亡確認がとれたら直ぐに行う必要があります。
綺麗な姿のまま送り出すためには、夏場は1日、冬場でも3日を目安に火葬にしてください。
遺体の安置方法
遺体の安置方法は、以下の通りです。
①遺体を綺麗にする
②仮の棺を用意する
③姿勢を整え、遺体を棺に寝かせる
④遺体を冷やし、安置する
まず遺体に汚れがついている場合は、湿らせたガーゼなどで優しく拭き取ります。
羽並みが乱れている場合には、できる範囲で整えてあげましょう。
体液が漏れ出ている場合は、綿などを当てがいます。
次に遺体の足をしまい込むように折り、首や翼の位置を自然な形に整えます。
この時、既に死後硬直後であれば、無理に動かす必要はありません。
そして遺体が入るサイズの段ボール箱などに、吸水性の優れた新聞紙やペットシーツ、タオルを敷き、その上に遺体を寝かせます。
火葬の際は、専用の棺または棺を使用しないことが多いため、ここでは仮の棺として用意します。
最後に遺体にドライアイスや保冷剤を当て、冷やした状態を保ち、涼しい部屋で火葬当日まで安置します。
安置後は、葬儀場へ火葬の予約をします。
ここからは、ペット火葬について説明します。
③火葬の種類を決める
ペット火葬は、主に以下の4種類があります。
①合同火葬
②個別一任火葬
③個別立会火葬
④訪問火葬
合同火葬は、ほかのペットと一緒に火葬する方法で、遺骨は火葬の流れで合同墓地に納骨されるため、返骨はありません。
費用を極力抑えたい方や、返骨を希望しない方に適しています。
個別一任火葬は、自分のペットのみで火葬を行うため、返骨が可能です。
火葬は全てスタッフに任せるため、立会やお骨上げはできません。
主に返骨を望む方に適しています。
個別立会火葬は、最も人間の火葬方法に近い形で行います。
火葬の立会いからお骨上げまでできるため、手厚い供養が可能です。
費用がかかっても、とにかく手厚い供養がしたいという方に適しています。
訪問火葬は、専用の火葬炉を積んだ車が、自宅に訪問します。
訪問火葬で使う火葬炉は煙や臭いが少なく、住宅が密集している場合は、自宅近くの開けた場所で火葬を行います。
交通機関の確保が難しい方や、家を空けられない方などに適しています。
インコの火葬にかかる費用は?
セキセイインコなど、小鳥にかかる火葬費用の相場は、4,000円〜となっています。
火葬費用は、火葬プランによって大きく変わります。
火葬後、遺骨は残る?
小柄なインコは、火葬できるのか不安に思う方も多いのではないでしょうか。
さらに遺骨を残すとなると、難しいと考える方もいらっしゃるでしょう。
ですが小柄なインコであっても、火葬をし、遺骨を綺麗に残すことは可能です。
しかし、インコを綺麗に火葬するには、専用の火葬炉や技術が必要です。
事前に依頼する葬儀会社が、インコの火葬に対応しているか、確認をとると安心です。
また、小柄なインコであっても、自分で火葬にするのは廃棄法に違反します。
万が一違反した場合、5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金が科せられます。
火葬炉では約800~1,200度で火葬にしますが、野焼きなどでこの温度に達することは難しいでしょう。
温度が低すぎると遺体が残ってしまい、高すぎると遺骨も燃えてしまいます。
このような理由からも、火葬は専門業者に依頼しましょう。
土葬と火葬どちらがいい?
一昔前は、ペットの遺体は庭に埋葬する方法が一般的でした。
しかし、近年では火葬が増えています。
理由として、団地やアパートなど庭のない家庭が増えたことや、遺骨にした方が供養の幅が広がること、ペットを火葬できる業者が増えたことなどが挙げられます。
インコなど小柄な動物は土葬にしやすいのですが、土葬にするにはある程度のスペースや深さが必要なことや、臭い、虫などの発生、ほかの動物に掘り起こされるなどのリスクが高まります。
庭に埋葬したい場合でも、火葬をして遺骨にしてから土に埋葬した方が、トラブルのリスクを回避し、より早く土に還すことができます。
火葬の種類を決めたら、次はお葬式です。
ここからは、インコのお葬式について紹介します。
関連記事:
大事なペットの火葬にはどのようなお花を選べばいいの?悩んでる方に向けて解説します。
④葬式をする
インコのお葬式当日の流れは、以下の通りです。
①遺体とともに葬儀場へ行く(訪問火葬を除く)
②お葬式をする(読経、焼香など)
③お別れをする
④火葬にする
⑤お骨上げを行う(個別立会火葬のみ)
⑥遺骨を受け取る(合同火葬を除く)
詳しい内容は、葬儀会社や火葬プランによって異なりますが、大まかな流れは上記の通りです。
インコのお葬式にかかる費用は?
インコのお葬式にかかる費用は、約13,000円程度が相場です。
最近は亡くなったペットの遺骨をお寺に納骨し、法要をオンラインで行えるサービスも登場しています。
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関連記事:
共にいたペットをきちんと供養してあげたい・・そんな気持ちに応えます!
インコのプランター葬とは?
プランター葬とは、プランター(植木鉢)に遺骨を埋葬する方法です。
庭がないけど土に埋葬してあげたいという方や、引っ越しをする予定がある方などに適しています。
プランター葬は、庭がなくても土に還すことができることが最大の特徴です。
しかし、例え遺骨にしても、土に還るまでは最低でも10年という長い年月がかかることを頭に入れておきましょう。
ここからは、プランター葬のやり方を説明します。
【用意するもの】
・プランター(遺体のサイズに合った、陶器製で深さが30㎝以上あるもの)
・園芸用の土、腐葉土(遺体の分解を早めるために腐葉土を1対1の割合で入れる)
・底石、底網
・園芸用具(スコップなど)
・植物の種、苗(必要であれば)
用意する園芸用品は、ホームセンターや100円ショップなどで購入できます。
【プランター葬のやり方】
①プランターの底穴に底網を敷き、その上に底石を敷く
②園芸用土と腐葉土を1対1の割合で混ぜ、プランターの3分の1まで入れる
③遺骨を入れ、その上にもう一度用土を被せる
④必要であれば植物の種や苗を植える
遺体をそのまま埋葬すると、臭いや虫が発生しやすくなります。また植物を植えた場合は、水をあげるので、さらに臭いなどのリスクが高まります。
火葬にしてから遺骨を埋葬することで、トラブルの回避や、より早く自然に還すことが可能です。
植物を植えたい場合は、あまり水を多く必要としない・腐葉土を多く含んだ土に対応した種類が適しています。
また、多年草は数年おきに土を新しくかえる必要があるため、一年草が適しています。
一年草にはコスモスやパンジー、マーガレットなどが該当します。
「ぱぴぷペットのお葬式」ならインコの火葬・お葬式が可能です。
インコをはじめ、ペットも家族の一員として扱われるようになり、本格的寺院での納骨など、ペット供養の幅も広がっています。
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・オンライン月例法要
・アプリのお墓
・マインドケアアプリ
お子様の情操教育の一環としてもご利用いただけます。
「ぱぴぷペットのお葬式」なら、事情により法要が難しい方、高齢・体が不自由などで法要ができない方、どなたでも安心してペットのお葬式を行えます。
まとめ
インコが亡くなってからお葬式までの順序は、以下の通りです。
①死亡確認をする
②遺体を安置する
③火葬の種類を決める
④お葬式をする
小柄なインコでも、犬猫同様に手厚いお葬式をすることが可能です。
最近は亡くなったペットの遺骨をお寺に納骨し、法要をオンラインで行えるサービスも登場しています。「ぱぴぷペットのお葬式」は、お寺の手厚いサポートを受けられるので、安心してペットの供養を任せられます。
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