【この記事を書いた人】
CLASSIX株式会社ペット事業部 営業/終活アドバイザー
ペットを手元供養する方法について
大切なペットが亡くなり、手元で供養したいと考える飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
亡くなっても家族の一員であるペットが淋しくないように、手元供養を選ぶ方は多いです。
今回はペットの手元供養を考えている方に向けて、手元供養の方法、メリットやデメリット、手元供養に必要なグッズ、手元供養の注意点などについてご紹介します。
手元供養の方法は2種類
ペットを手元供養する方法は、大きく分けると2種類あります。
①すべてのお骨を手元に置き、骨壺ごと供養する方法
納骨をせず、遺骨を納めた骨壺を自宅に置いて供養する方法です。
ペットの供養をするスペース(仏壇など)を用意し、そこに骨壺を納めます。
②遺骨の一部をペンダントやキーホルダーなどに加工して身に着ける方法
遺骨の大部分は納骨し、手元に残した一部の遺骨を身に着ける方法です。
女性用はペンダントや指輪、男性やお子さん用はキーホルダーに加工することが多いです。
遺骨を身に着けることで、いつでもペットをそばに感じる事ができます。
遺骨を手元に置くことは法律上問題なく、倫理上も問題ありません。
ペットの供養の方法は、飼い主さんの気持ちで決めることができます。
実際、手元供養することには、どんなメリットがあるのでしょうか。またデメリットもあるのでしょうか?
ペットを手元供養するメリットとデメリット
ペットを手元供養するメリットと、考えられるデメリットを解説します。
ペットを手元供養するメリット
ペットを手元供養するメリットは4つあります。
①手元供養すればずっとそばで過ごせる
手元供養すれば、ペットが亡くなった後も同じ空間で過ごすことができます。
「家族の一員として過ごしてきたのに、お墓に1人で眠るのはかわいそう」と思う飼い主さんもいらっしゃいます。
室内でペットを飼っていた、家族団らんの場にペットがいるのが普通だった飼い主さんに多い考え方です。
②お墓参りに行かずとも、すぐに手を合わせていつでもお参りできる
自宅に遺骨があるため、お墓参りに行く必要がありません。いつでも手を合わせてお参りする事が可能です。
③埋葬などの費用を抑えられる
手元供養をすれば施設代がかからないため、供養にかかる費用を抑えることができます。
④供養のためのグッズを全て好みのもので揃えられる
手元供養のためのグッズには、仏壇、骨壺、位牌など、さまざまなものがあります。
手元供養ならば、ペットのイメージに合ったグッズで揃えることが可能です。
一度に全てを揃える必要はないため、気に入った物を少しずつ集める方もいます。
ペットを手元供養するデメリット
メリットがあればデメリットも考えられます。
①納骨をしないことで、気持ちの区切りを付けにくい
納骨は、ペットが亡くなったことを実感してしまうため、とても辛いものです。悲しみが続く中で、遺骨と離れ離れになることはとても辛い事でしょう。
しかし、納骨が1つの区切りになって、気持ちの整理がつく飼い主さんが多いことも事実です。
気持ちの整理が付かないことでペットロスが長引く飼い主さんもいるため、注意が必要です。
②家の中に供養するための場所を用意する必要がある
ペットを手元供養する場合、遺骨や位牌などをおさめる場所を用意する必要があります。
大きなものを用意する必要はありませんが、住宅事情によっては難しい場合もあります。
③いつかは埋葬しなければならない
今は手元供養できても、何十年先を考えるといつかは埋葬する必要があります。
飼い主さんが体調を崩したり、遠い将来亡くなった時に、ペットの遺骨をどうするかは考えておく必要があるでしょう。
メリット・デメリットを踏まえ、ペットの手元供養にかかる費用はどれくらいなのでしょうか。
ペットの手元供養にかかる費用
ペットの手元供養にかかる費用は、どのようなグッズを用意するかで異なります。
ペンダントやキーホルダーに分骨する場合は、遺骨を粉砕する粉骨のための費用が別にかかる事があります。
どのような手元供養のためのグッズがあるのか紹介します。
手元供養のためのグッズをご紹介
最近はペットは家族の一員という考えの高まりから、ペットを手厚く手元供養するためのさまざまなグッズが販売されています。
アクセサリー
ペットの遺骨を日常的に身に着けられるように加工したもので、代表的なアクセサリーとして、ペンダント、リング、キーホルダーなどがあります。
粉砕した遺骨を中に納めるタイプが一般的で、名前や日付などを刻印できる商品も多いです。
また、加工に時間はかかりますが、骨の中の炭素やカルシウムを抽出して、人工宝石に加工するアクセサリーも最近は登場しており、注目されています。
ペット用位牌
ペットの位牌に宗教的な決まりがないため、飼い主さんが気に入ったものを選ぶことができます。
位牌の種類もさまざまで、人間の位牌に近い木製のもの、枯れないお花のプリザーブドフラワーで飾られているもの、美しいクリスタルガラス製のものなどがあります。
位牌にペットの写真や、ペットへのメッセージ(「幸せをありがとう」など)を印刷できる商品も多いです。
オブジェとしても飾れる、デザイン性の高いものがよく選ばれています。
ペット用仏壇
ペットの仏壇に宗教的な決まりはないため、好みや住宅事情に合ったものを飼い主さんが選ぶことができます。
ペット用の仏壇は、人間用の仏壇を小さくした本格的なもの、骨壺をまるごと納められる箱型のもの、飾りが可愛らしいステージタイプなどさまざまです。
亡くなったペットの新しい場所として、納骨をするしないに関わらず、ペット用の仏壇を用意する方も増えています。
骨壺・骨壺カバー
ペットの火葬を終えたら、遺骨は骨壺に納められて返却されます。
手元に遺骨を残すのならば、自分で骨壺や骨壺カバーを用意するのもおすすめです。
最近は可愛らしいイラストやペットの写真がプリントされたもの、卵型や動物型などの形に工夫がされた骨壺も販売されています。
分骨したものを手元供養するなら、小さなモニュメントタイプの骨壺が便利です。
また、骨壺はそのまま使用し、可愛らしいカバーを上からかけるのも一つの方法です。
カバーをかけるだけなら骨壺を開けなくて済むため、湿気の流入やカビの発生を防ぐことができます。
ぬいぐるみのように見えるタイプ、レースがあしらわれたもの、モダンなものなど種類もさまざまなので、部屋の雰囲気に合う物を選ぶとよいでしょう。
ペットの手元供養が一般的になってきたとはいえ、注意しておきたいこともあります。
注意点を知り、手元供養をする際に役立ててください。
ペットを手元供養する場合の注意点
ペットを手元供養するにあたって、注意したいポイントをまとめました。
手元供養品を利用して柔らかいイメージを作る
ペットを手元供養する場合、例えば部屋に骨壺がそのまま置かれていると、違和感が出やすいので注意が必要です。
飼い主さんにとっては大切な家族の一員ですが、人によっては遺骨を手元に置くことを良く思わない人もいます。
手元供養のためのグッズを上手く利用すれば、部屋全体に柔らかいイメージを作ることができます。
カビや傷みを防ぐため保管に注意する
骨壺に入っていれば大丈夫と思いがちですが、手元供養する場合は遺骨の保管に注意が必要です。
遺骨の大敵は「カビ」「湿度」「直射日光」です。
骨壺は、湿気や直射日光を避けて保管しましょう。湿気が気になる場合は、吸湿材の使用がおすすめです。
骨壺に隙間があると湿気が入りやすいので、しっかりと密封することもポイントです。
また、遺骨を手で触ると、手に付着したタンパク質からカビが発生することがあります。
遺骨を触らないことが一番ですが、手袋を使用する事でリスクを減らすことが可能です。
遺骨を移す時などは手袋を必ず使うようにしましょう。
大切なペットといつまでも一緒にいるための手元供養ですが、心の整理がついたタイミングで納骨をする方もいらっしゃいます。
最近では、納骨後も手厚く供養できるよう、オンラインで法要に参加できるサービスも広がりを見せています。
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手元供養は飼い主さんのペットへの気持ちが大切
ペットの供養方法に決まりはないため、どのように供養するかは飼い主さんの気持ち次第で決まります。
また、一度手元供養して、後から納骨をする事も可能です。
どんな方法であればペットが安らかに眠れるのか、飼い主さんの気持ちやペットの性格をよく考えて、一番良い方法を選んでみてください。
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