【この記事を書いた人】
CLASSIX株式会社ペット事業部 営業/終活アドバイザー
金魚が死んでしまった時の対応、生きているかの確認方法、お葬式について解説します
金魚は飼いやすく種類も豊富なため、非常に人気のあるペットです。
しかし、環境の変化で弱りやすく、長く生きられないことも多いです。
金魚が亡くなったらどうしたら良いのか、悲しみの中で迷っている飼い主さんもいるのではないでしょうか。
今回は、かわいがっていた金魚を亡くした飼い主さんのために
・亡くなっている金魚の見分け方
・金魚が亡くなった後にすること
・金魚を火葬・土葬する方法
・お葬式の方法
について解説しています。
大切な金魚をしっかりと供養したい飼い主さんの助けになれば幸いです。
動かない金魚を見つけた時にすること
「水槽を見たら、金魚が動かない」という状況で、金魚の異変に気付くことが多いのではないでしょうか。
とても驚き、悲しみがこみ上げてきたことでしょう。
しかし、金魚は変温動物なので、水が冷たい場合は冬眠している可能性もあります。
水温10度以下で動きが鈍くなり、5度以下になると水の底でじっとしていることが多いです。
生きている金魚を埋葬してしまったら大変です。
まずは、金魚の生死を冷静に確認しましょう。
本当に金魚が亡くなっているのかを確かめる
冬眠している場合、動きは鈍くとも最低限の呼吸や身体機能は維持されています。
以下の4点をチェックして、金魚の生死を確認しましょう。
①エラや口が動いているか
魚は、口から入れた水をエラから出す過程で酸素と二酸化炭素を交換し、呼吸をしています。
そのため、口とエラがどちらも動いていない場合は亡くなっていると考えられます。
②水面に浮いているか
金魚の身体が水流に流され、プカプカと浮いているだけの状態も亡くなっている可能性が高いです。
金魚は亡くなると一度沈みます。その後時間がたつと、腐敗で生じたガスによって浮かんでくるのです。
そのため、金魚が水の底で動かない場合、少し様子を見て浮かんでくるかを確認しましょう。
また、生きている金魚の身体が横向きになることはほとんどありません。
身体が横向きになっている場合も、金魚は亡くなっていると考えるべきでしょう。
③白く濁った目をしているか
金魚の生死は、目の色でも見分けることができます。
金魚が亡くなってしばらくすると、黒かった目が白く濁ってきます。
まぶたの無い魚は目を閉じないため、分かりやすい方法と言えるでしょう。
④触った時に反応するか
①~③で、ほぼ生死の確認ができますが、触った時に反応するかを最後に確認しましょう。
しかし素手で触ると、金魚が生きていた場合に水と手の温度差で金魚が弱ってしまいます。
そのため金魚の身体を触るときは、ゴム手袋をはめる事をおすすめします。
金魚が亡くなっている場合は遺体を安置する
金魚が亡くなっていた場合、埋葬するまで遺体を安置する必要があります。
まずは亡くなった金魚を水槽から出して、タオルやキッチンペーパーを濡らしたものに包みましょう。
その後、棺になる箱に安置します。
棺は、金魚の遺体から水分が出るため、プラスチック製のものがよいでしょう。
遺体の傷みを防ぐため、保冷剤を一緒に入れることをおすすめします。
適切な方法で水槽を片付ける
金魚を水槽から出した後は、今まで金魚が入っていた水槽を片付けましょう。
水槽を放置すると水から悪臭がしたり、ペットロスが長引く原因にもなりかねません。
なるべく早めに水槽を片付けることをおすすめします。
また、他に飼っている金魚がいる場合は、一度金魚を他の容器に移し、水槽や砂などを洗って日光消毒しましょう。
金魚が亡くなった原因が病気や寄生虫が原因だった場合、そのまま飼い続けると被害が広がる可能性があります。
残念ながら、金魚が亡くなっていたことを確認した場合、金魚を埋葬する必要があります。
次からは、金魚の埋葬方法を説明していきます。
金魚もペットの火葬業者で火葬できる
ペットの火葬業者の中には、金魚の遺体を火葬できる業者もあります。
埋葬する際に遺体をそのまま埋めると、臭いが出たり動物に荒らされる可能性があります。
そのため、近年は埋葬後のトラブルを避けるために、金魚も火葬する方が増えています。
火葬の種類や提供しているサービスは業者によって異なるため、自分に合った火葬業者を選ぶとよいでしょう。
金魚の火葬方法は2種類に分けられる
金魚を火葬するには、主に2種類の方法があります。
①合同火葬
犬や猫なども含めた、他のペットと合同で火葬する方法です。
遺骨は飼い主さんの手に戻らず、火葬業者によって納骨されます。
②個別火葬
自分のペットだけを個別に火葬する方法です。
火葬場で火葬する場合と、火葬炉が積まれた車に自宅付近まで来てもらう場合があります。
どちらも遺骨は飼い主さんの元に戻り、自分の手で遺骨を供養する事が可能です。
金魚は身体が小さいため、犬や猫に比べると遺骨が残りづらい傾向があります。
火葬を依頼する際は、金魚の火葬に対応しているか確認する事をおすすめします。
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小さい金魚でも自分で火葬するのはNG
「金魚は小さいし、自分で火葬できないか?」と考えた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結論から申し上げますと、どんな小さい動物も自宅での火葬は不可能です。
ペットの遺体は「一般廃棄物(家庭ごみと一緒)」として扱われ、現在の法律では自宅でごみを燃やすことは禁止されているからです。
自宅でペットを火葬すると、廃棄物処理法違反で罰せられる可能性があります。
そのため、自宅で火葬をする事は絶対に避けましょう。
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ここまでは、金魚の遺体を火葬してから埋葬する方法について説明いたしました。
次は遺体をそのまま埋葬する「土葬」について説明いたします。
金魚を土葬する2つの方法
金魚は身体が小さいため、火葬せずにそのまま埋葬する「土葬」を選ぶ飼い主さんも多いです。
土葬は、火葬してからの埋葬より注意点が多いので、しっかりと方法を確認しておきましょう。
①庭に掘った穴に埋葬する
お住まいが一戸建てで庭がある場合、庭に掘った穴に埋葬する事ができます。
庭に深い穴を掘り、棺から出した金魚の遺体を安置し、土を被せましょう。
カラスや猫に荒らされないように、穴の深さは20~30センチ以上が望ましいです。
また、石灰や腐葉土を混ぜると、悪臭防止や土に還る時間を早める効果が期待できます。
最近は、土に還る素材で作られた小動物用の埋葬袋も販売されています。
遺体をそのまま埋葬する事に抵抗がある場合は、利用してみるのもよいですね。
埋葬する土地は自分の所有する土地である必要があるため、他の人と共有する土地には埋葬できません。
公園や空地、共同の庭などに埋葬するのは避けましょう。
②土を入れたプランターに埋葬する
土葬したくても、土葬できる土地がない飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
その場合は、土を入れたプランターに埋葬することもできます。
プランターを置くスペースがあればいいので、マンションやアパート住まいの飼い主さんによく選ばれる方法です。
プラスチックは日光で劣化するため、陶器製の大きなプランターが望ましいです。
先に土を入れ、金魚の遺体を安置したら十分な量の土を被せましょう。
プランターは土の量が少ないため、遺体の分解に時間がかかり、匂いも出やすいことが欠点です。
庭への土葬と同じく、石灰や腐葉土などを利用することもおすすめです。
死んだ金魚を川に流してはいけない
「死んだ金魚は川に流せばいい」と言われることがあるかもしれません。
しかし、金魚の遺体を川に流すことは絶対に避けましょう。
金魚が亡くなった原因が病原菌や寄生虫だった場合、川を汚染して他の生物に被害を与える可能性があります。
また、法律の観点では、ゴミを川に捨てるのと同じことになります。
金魚の遺体は火葬か土葬を選び、適切に埋葬しましょう。
金魚の埋葬方法や注意点についてお伝えしました。
金魚とのお別れをするのに、お葬式をしたい場合、どのような方法があるのでしょうか。
ここからは金魚のお葬式について解説します。
金魚のお葬式をする2つの方法
金魚のお葬式は、自分でお葬式を執り行う方法と、業者に依頼して執り行う方法があります。
どちらの方が優れているということはありません。
選んだ埋葬方法や埋葬場所などにより、どちらの方法が良いかは異なります。
ご家庭に合った方法で、金魚とのお別れをしましょう。
①自分でお墓を作ってお葬式をする
1つ目は、自分で遺骨や遺体を埋葬してお葬式をする方法です。
周りに植物を植えたり、墓標を建てるのもよいでしょう。
小動物に荒らされる原因になるため、食べ物のお供えは避けることをおすすめします。
②金魚のお葬式ができる業者に依頼する
2つ目は、金魚のお葬式ができる業者に依頼する方法です。
ペット霊園やお寺、納骨堂などに遺骨を安置し、法要などの供養がついているプランもあります。
以前は犬や猫のみが対象でしたが、近年は金魚などの小動物に対応している業者も増えています。
金魚を手厚く供養したい飼い主さんは検討してみてはいかがでしょうか。
手厚く供養したいがお墓参りに行くのが大変という飼い主さんは、オンラインで法要に参加できるサービスを選ぶ方もいらっしゃいます。
無宗教対応なのでご自宅の宗派などに関係なく、手厚い供養が可能です。
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まとめ
金魚が亡くなった時は、冬眠と死亡を冷静に判断し、適切な処置をする必要があります。
身体は小さい金魚ですが、大切な家族の一員です。
ご家庭にあった埋葬方法を選び、手厚く供養してあげることをおすすめします。